返す?返さない?お歳暮のお返しに関する常識や方法とは
お歳暮を貰うことがありますが、そこでまず考えるのは返すべきかどうかという部分ではないでしょうか。また、いざお返しをするとなった場合に、どのようにすればいいのかわからないという方もいらっしゃるでしょう。そこで今回は、お歳暮のお返しに関する常識や方法についてご紹介いたします。
お歳暮のお返しに困ってしまう
お歳暮の時期になると、人によっては非常に多くの方からいただく場合もあります。いただくこと自体は非常にありがたく嬉しいことです。しかし、お返しの過渡を考えると困ってしまう方も多いのではないでしょうか。贈り物をもらったままで何もしないというのはマナー違反になりますので、まずはお返しをすることを考えるでしょう。
しかし、数件ぐらいであればなんの問題もありませんが、10件以上などのように大量になってくると用意をすることも大変ですし、何にするのか選ぶことも大変です。また、感謝の気持ちとしていただいたものに対してお返しをしたらきりがないという面もあります。
また、金額についても困ってしまうポイントではないでしょうか。いただいたお歳暮に対してお返しをする場合には同等の金額帯のものがベストです。しかし、調べてわかるようなものであればいいのですが、わからないとなった場合にはお返しの品物選びが難しくなります。高額すぎても安価すぎても失礼にあたるため、慎重な品物選びが求められてしまいます。感謝の気持のお返しであるにも関わらず心身ともに疲れてしまうようでは本末転倒です。
お返しをいつまでにしなければいけないのかという部分も忘れてはなりません。もらってすぐにお返しできればなんの問題もありません。しかし、実際にはいただくとは思っていなかった場合には準備ができないため、いただいてからお返しをするまでにどうしても時間がかかってしまうこともあるでしょう。リミットがいつなのかわからないことがストレスになってしまうことも考えられます。
お返しは不要が基本
お歳暮のお返しですが、結論から言うと基本的には不要です。贈り物をもらったままでいいとは、不思議に思う方も多いのではないでしょうか。お歳暮は感謝の気持ちとして贈るものです。それに対してお返しをしていてはラリーが続くだけでキリがありません。そういった考え方によって、基本的にお返しはしなくてもいいというのが一般的となっているのです。
お礼はしっかりしよう
とはいえ、もらったまま何もしなくてもいいというわけではありません。まずまっさきに行うべきは「お礼」です。これは物を送るのではなくお礼を言葉で伝えるというものになります。直接手渡しで頂いたのであればその際にしっかりとお礼を伝えることになるでしょう。
配送の場合には予期せぬタイミングでいただくことになりますので、電話などでお礼を伝えるようにしましょう。言葉で伝えるというのが最も丁寧ですので、電話でというのがおすすめです。電話で簡単に伝えた、あるいは電話がつながらなかった場合には、お手紙を送ることをおすすめします。
お手紙を送るベストなタイミングは当日ですが、すぐには難しいこともあるでしょう。3日以内であれば許容範囲内ですので、その期間で送るようにしましょう。ただし、親しい友人や親族に対してはお手紙は不要です。電話やメール、メッセージなどで伝えるだけで十分です。
お返しにふさわしい時期
お歳暮のお返しをするケースも実際には存在しています。たとえば目上の方からいただいた場合や、感謝の度合いが同格である場合などが該当します。お礼だけでなくお返しの品を贈ることになりますが、お歳暮という名目は避けるようにしましょう。
お返しにふさわしい時期ですが、「いただいてから3〜4週間のタイミング」です。できるだけ早くお返しをしようと考えてしまいがちですが、あまりにすぐにタイミングでお返しをしてしまうと、「気を遣わせてしまったのではないか」とお相手にプレッシャーを与えてしまうことになりかねません。一方1ヶ月以上経ってしまうとさすがにお返しとしては遅い印象を与えてしまうでしょう。
明確に基準があるわけではないので、お相手の気分を害してしまうようなことがなければどのタイミングでも問題はありません。しかし、後回しにしてしまうと思っている以上に時間が経ち、タイミングを逃してしまう可能性もありますので、今回ご紹介したタイミングを一つの目安として考えるといいのではないでしょうか。
お礼状の書き方
お返しをせずに、お礼状だけで済ませるというケースが多くあります。その場合にはお歳暮をいただいてから3日以内には遅くとも投函するべきです。お歳暮をいただいてから準備をするのではタイミング次第では間に合わなくなってしまう恐れがありますので、お歳暮の時期を意識して事前にレターセットなどを用意しておくとスムーズです。最低限はがきや便箋封筒、切手があれば問題ありません。
お礼状の書き方ですが、ビジネスと個人で若干異なりますが、以下の通りとなります。
ビジネスの場合
基本的な文章の構成は決まっています。以下をベースにするといいでしょう。
- 「拝啓」などの頭語
- 文頭の挨拶
- お相手の安否
- 日頃のお礼
- 本文(お歳暮に対するお礼)
- 文末の挨拶(「お相手の繁栄を祈る」など)
- 「敬具」などの結語
個人の場合
基本はビジネスと同じですが、お相手の方との関係性を意識して具体的な表現などを取り入れてもいいかもしれません。
縦書きと横書きで迷ってしまうかもしれませんが、お礼状に関してはどちらでも問題はありません。便箋などに合わせる形でもいいでしょう。
まとめ
基本的にお歳暮のお返しはしなくても大丈夫です。ただし、お返しをすることによって良好な関係の維持につながる点は否めませんので、関係性などを考えた上でお返しをするというのもおすすめです。「有限会社大秀商店」では、長持ちすることで人気の干物を多数取り扱っております。のどぐろの干物は多くの方に喜ばれますので、ぜひお歳暮のお返しの品にお選びください。
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