作り方
のどぐろは体脂肪率が20%を超えるほど脂がのっている魚なので、シンプルな塩焼きでもとても美味しく召し上がることができます。焼くことで脂がトロトロになった身は、忘れられない味になること間違いありません。
のどぐろの下ごしらえ
のどぐろのウロコと内臓を取り除きます。
魚体にまんべんなく塩を振ります。
そのまま焼くと皮が膨張してしまうので、身が膨らんでいる部分に十字の切れ込みをいれます。
のどぐろは脂が多く、食塩が浸透しにくいため多めに塩を振って1時間ほど置くのがコツです。また、焼く前に塩をふることで余分な水分を出し、焼き崩れを防ぐ働きがあります。使う塩はサラサラとした塩がパリッと焼けて、均等に振れるのでおすすめです。
のどぐろの焼き方
のどぐろの塩焼きはフライパンでもグリルでも焼くことができます。「魚は殿様に焼かせろ」という言葉がありますが、焼いている最中に何度もひっくり返すと身崩れしてしまいます。コツは殿様のようにドンと構えて、焼いてからあまり触らないことです。
詳しいのどぐろの焼き方
ここではフライパンとグリル、焼き網によるのどぐろの塩焼きの作り方について順を追って詳しく解説します。
フライパンで焼く場合
ここではフライパンでのどぐろの塩焼きをつくる手順を解説します。盛り付けるときに表になる面から焼くのがおすすめです。
フライパンにサラダオイルなどクセのない油をうすくをひきます。
中火にかけ、フライパンが熱くなったらのどぐろを入れます。
焼き色が付いたら裏返して焼きます。(早すぎると身が崩れる恐れがあります)
反対側にも焼き色が付き、のどぐろの脂がじくじくと音をたててきたら完成です。
フライパンで焼く場合は、クッキングシートを敷いて焼くとくっつかずに焦げ目をつけて焼くことができるのでおすすめです。脂が多い魚なので脂が泡立つ場合がありますが、気にせず焼いて大丈夫です。
グリルで焼く場合
ここではグリルを使ったどぐろの塩焼きをつくる手順を解説します
1.グリルをあらかじめ熱しておきます。
2.適度な焦げ目がついたら裏返します。
3.脂が染み出してのどぐろの脂がじくじくと音をたててきたら出来上がりです。
グリルの焼き網に魚がくっつくのが心配でしたら、キッチンペーパーなどにサラダオイルを染み込ませ、網に薄くサラダオイルを塗るとくっつきにくくなります。また、グリルは手前側の火力の方が低いので、尾を手前にして置きましょう。
ガスコンロなどを使って焼き網で焼く
ここでは焼き網を使ったどぐろの塩焼きを焼く手順を解説します。
1.焼き網をしっかりと熱しておく
2.十分に網が熱されたらのどぐろを置く
3.皮に焼き色がついたら裏返す
4.脂が染み出してじくじくと音がしたら出来上がり
専用の焼き網を用意する、火元に気をつけるなど手間がかかりますが「遠火の強火」を再現しやすい焼き方で、家庭で焼くなら一番美味しく焼ける方法です。